産学連携を活用した新しい工学教育
2017年7月11日(火曜日)13:00〜16:30 九州工業 大学 戸畑キャンパス 百周年記念館多目的ホール2 F
- 13:00 ~ 15:00 基調講演 基調講演
- 原田裕一 「グローバルイノベーションを活用した実践教育」
- 五十嵐伸吾 「学生のイノベーション志向の醸成学科教育と学生主体の独創的活動支援を併用して」
- ゲルハルト・ファーソル一 「英国でのグローバル産学連携教育」
- 15:00 ~ 16:30 パネルディスカッション
- 17:00 ~ 18:30 交流会
九州大学 グローバルイノベーションセンター教授 原田裕一氏
グローバルイノベーションを活用した実践教育
九州大学で取り組み始めた独自のオープンイノベーションに根ざした産学連携のKOINE (Kyudai global Open Innovation Network Engine)では、学生の主体的な研究教育の展開を行なっています。その考え方と具体的なグローバルな例を示すことで、新たな工学教育の可能性について述べます。
九州大学 グローバルイノベーションセンター KOINE部門長 教授 原田 裕一(はらだ ゆういち)
東京都出身。東京工業大学総合理工学研究所電子システム専攻を修了。日本電信電話㈱主幹研究員、オックスフォード大学Clarendon研究所、ロンドン大学Royal Holloway校等の各研究機関客員研究員を経て、中央大学大学院理 学部兼任講師、早稲田大学先進理工学部の非常勤講師に 着任。2015年に日本電信電話㈱を退職した後は、九州大学産学連携センター教授、2016年10月新しくスタートした “KOINE”の部門長教授に就任し、九大独自のオープンイノベーションに根ざした産学連携の新しい取り組みを目指し、学生の主体的な研究・教育の発展に力を注いでいる。
九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシッフ・センター准教授 五十嵐伸吾氏
学生のイノベーション志向の醸成。学科教育と学生主体の独創的活動支援を併用して
イノベーションとアントレプレナーシップが密接な関係にあることが周知となり、近年欧米ではこれらを志向する教育が活発化している。九州大学では北欧の科学技術イノベーション志向の先進的なアントレプレナーシップ教育を調査研究し自学の教育プログラム化してきた。核となるものは学科教育と学生の自主的活動を組み合わせた「行動探索型学習」の推進である。本講演では欧米での教育の潮流と九大での実践例を紹介する。
九州大学ロバート・ファンアントレプレナーシップ・センター准教授 五十嵐 伸吾(いがらし しんご)
北海道出身。小樽商科大学卒業、2005年筑波大学大学院ビジネス科学研究科修士課程修了(MBA)。UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て、2005年九州大学着任。銀行在籍時は、ハイテクスタートアップスの発掘、審 査、成長支援 携わり、300社強のスタートアップを支援してきた。大学・大学院のための起業家教育推進ネットワーク・アドバイザリーボード委員(経済産業省)などアントレプレナーシップ教育に造詣が深い。現在、日本ベンチャー学会理事。
ユーロテクノロジ・ジャパン社CEO ゲルハルト・ファーソル氏
英国でのグローバル産学連携教育
ヨーロッパの教育・研究開発分野は多様であり、日本の将来のために役立つヒントがたくさんあります。近年、ヨーロッパ諸国やイギリスでは、教育・研究開発分野における競争の結果、様々な改革が行われてきました。今回の講 では、私のオーストリア、ドイツ、フランス、イギリスそして日本でのこれまでの経験を基に、日本再生のカギをご紹介したいと思います。
株式会社ユーロテクノロジ・ジャパン(代表取締役社長)ゲルハルト・ファーソル(Gerhard Fasol)
オーストリア出身。ケンブリッジ大学において博士号取得(物理学)。ケンブリッジ大学終身雇用教官。同大学トリニティカレッジ・フェロー。日立ケンブリッジ研究所所長、東京大学生産技術研究所助教授を経て、科学研究事業 「さきがけ21」研究プロジェクトを担当。その後、ユーロテクノロジー社を設立し、日欧をつなぐビジネスの推進や、日本のグローバル化に向けた各種提言を行なう。GMOクラウド株式会社の取締役兼監査等委員。九州大学客員 授。詳しくは 公演のまとめ
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